Award

平成29年度時差Biz推進賞

プロモーション部門受賞

株式会社セブン‐イレブン・ジャパン株式会社セブン‐イレブン・ジャパン

受賞理由

受賞理由

「時差Biz(快適通勤ムーブメント)」の展開で出勤時間が分散され、多くの方の通勤負荷が軽減されるとともに、店舗におけるお客様の混雑緩和も期待されることから積極的に取り組むこととした。本社では出勤時間を変更する取組を行い、東京都内のセブン‐イレブン店舗では、「時差Biz」期間中に店頭ポスターの掲示による告知、訴求を行った。取り組みの効果として、店舗における混雑が緩和し売上への影響も確認できた。今後も、お客様に「近くて便利」と感じて頂く取組を継続したい。

株式会社セブン‐イレブン・ジャパン

「私たちは いかなる時代にもお店と共に あまねく地域社会の利便性を追求し続け 毎日の豊かな暮らしを実現する」という企業理念を掲げるセブン‐イレブン・ジャパン。そんな同社は、常にお客様にとっての「便利」を考え続けてきた。時差Bizに参加したきっかけも、来店時間の分散による混雑緩和が期待され、お客様がより快適に、より便利にお買い物ができると考えたからだという。店舗店頭に時差Bizのポスターを掲示し、時差Bizを多くの人に広めるほか、自社でも「スライドワーク(時差出勤)」を取り入れた。そんな同社の時差Bizの取組について、千代田地区ディストリクトマネジャー杉田尚賢様にお話しを伺った。

時差Bizに参加した目的

株式会社セブン‐イレブン・ジャパン
千代田地区ディストリクトマネジャー
杉田 尚賢様

「私たちは、お客様と地域社会にとって近くて便利な店舗を目指しており、毎日の生活を豊かにすることが自分たちの役目だと思っています」と開口一番力強く語る杉田マネジャー。セブン&アイグループとして「全ての人が活躍できる社会づくり支援」を掲げている同社は、働き方改革などによって多様化するライフスタイルに合わせた店舗運営を進めている。通勤時間に幅ができる時差Bizは、店舗の混雑緩和に影響があると考えたことが、同社の時差Biz参加のきっかけだったという。実際、時差Biz期間中は、お客様の来店時間が分散した。
「朝の出勤前となる8時台、昼食時となるお昼休みの特定時間に集中することが通常ですが、企業が集中する千代田地区においては、時差Biz期間中は朝7時前や10時過ぎといった時間帯に来店されるお客様が増えました。店舗混雑が緩和され、スムーズにお買い物していただくことができたと思います」(杉田マネジャー)
時差Biz参加前は、残業が減れば夕方に来店されるお客様が減り、売上減になるのでは?という意見もあったそうだ。しかし、売場やレジの混雑緩和により、結果としてお客様に快適な買い物環境を提供できたという。

具体的な取組内容

株式会社セブン‐イレブン・ジャパン

時差Biz初年度の昨年。まずは、時差Bizを多くの企業や人に認知してもらう必要があると考えた同社では都内のセブン‐イレブン店舗2,512店で、お客様の目に留まりやすい入口ドアにポスターを掲示し、認知、訴求を図った。その他、常連のお客様との日常的な会話の中に、時差Bizの話題を織り込むことで、お客様の時差Bizに対する感想や意見など情報収集をしたという。また、時差Bizによってお客様の来店時間が分散したことで、店舗側の受け入れ体制も変化したという。同社は、「フレンドリーサービス」「クリンリネス」「鮮度管理」「品揃え」という基本四原則のもと、お客様が快適に買い物できる店舗づくりを進めている。例えば、お客様が8時過ぎに集中しているときは7時台に清掃していたが、7時前から来店するお客様が増えたことで清掃の時間を前倒しするようになった。
「清掃の時間が変化したというだけでなく、店舗で働く方々のさまざまな作業時間の配分や時間帯を見直していくことになるのです。お客様のライフスタイルの変化に伴って、私たちも店舗運営の仕方を変化させていくことになりますし、分散した来店時間帯に合わせた品揃えなど、経営的な視点での見直しも不可欠だと感じています」(杉田マネジャー)
時差Bizをきっかけに、今後の店舗のあり方を考える店舗オーナーも増えているという。

時差Bizに期待すること

株式会社セブン‐イレブン・ジャパン

同社は今年度も都内店舗で時差Bizのポスターを掲示して、告知、訴求を実施する。その他、昨年の経験を活かして、より一層「便利」な店舗づくりを進めていくという。昨年は初めての取組ということで、店舗サイドもお客様も手探りといった感じがあったという。2年目の今年は、夏の集中取組期間も1カ月と長くなり、昨年よりも参加する企業も大幅に増える想定だ。そうした中で、お客様のニーズにしっかりと応えられるような店舗づくりを目指し、店舗と本部の情報交換をより密にしていくことで、その関係の一層の強化を図っていくという。
「時差Bizなど、働き方改革に対する世の中の関心は確実に高まっていると感じます。そうした中で、当社は、今後も“毎日の豊かな生活を実現する”ために、社会インフラとしての役割をしっかりと担ってきたいと思います」(杉田マネジャー)
そんな同社は、昨年の時差Biz期間中に、始業時間を選択できる「スライドワーク」を期間・エリア限定で導入し、今年4月から正式導入している。お客様はもちろん社員の豊かな生活の実現にも真摯に取り組んでいる証左だろう。

Column

スライドワーク

昨年の時差Biz期間に、本社勤務社員に試験的に導入した「スライドワーク」。これは、基本就業時間である9:00~17:30に加え、事前の申請を行うことで、8:00~16:30、10:00~18:30の中から就業時間を選択できるというもの。時差Biz終了後のアンケートで89%の社員から「良かった」「できれば制度として導入して欲しい」という声があり、セブン‐イレブン・ジャパンでは4月16日から正式導入した。より柔軟な働き方が求められる状況を踏まえて、個人のライフスタイルに対応して労働意欲を高めることや、働き方にメリハリを与え業務の効率化と生産性の向上の実現を目指している。